基礎工事『コンクリート』
こんにちは植田です。
今回も基礎工事について発信させて頂きます。
前回の配筋工事がしっかり出来上がったあとはコンクリート打設工事となります。
コンクリートは、セメントと粗骨材・細骨材・水と若干の空気を混ぜ合わせて作られます。
この配合バランスによって強度が変わって来ます。
木造低層建築ですと18N/mm2~21N/mm2(ニュートン、バー、平方ミリメートル)の設計基準強度が通常となります。3階建てや耐震等級認定する場合は構造計算が必要となりますが、ほぼ21N/mm2の設計基準強度となります。
因みに、18.21.24.27.30N/mm2と3N/mm2ずつ強度が上がって行きます。
コンクリートは非常にデリケートで、温度や湿気などによって強度にバラツキが出ますので設計基準強度のコンクリートで打設すると、その強度を確保出来ない場合がある為、補正値を設定しています。
一般的には設計基準強度が21N/mm2の場合3ブラスして24N/mm2で打設します。27N/mm2で打設する会社もあります。
また、厳冬季はコンクリートが中々固まりませんので6プラスで30N/mm2で打設、猛暑季はコンクリートがすぐ固まりますので、やはり6プラスの30N/mm2で打設します。
コンクリート打設前に、コンクリート工場へ強度、スランプ値、単位水量、等を指定して配合計画書を提出して貰い、その数値をチェックしてから打設を行います。
『はうすまいる』では、この配合計画書をしっかり確認して、その強度が実際の基礎コンクリートに確保出来ている事をしっかり確認します。
いろいろな諸事情で強度に変化が出やすいので、配合計画書以上の強度が実際に出ているか、コンクリート打設時に、そのコンクリートを採取して破壊試験を行っていますので、お客様に御安心をお届け出来ます。