基礎工事『ベタ基礎』
こんにちは植田です。
今回はベタ基礎について発信します。
ベタ基礎とは言葉の通り
ベタ=隙間が無い!!基礎と言う事です。
建物の全面に鉄筋コンクリートを流し込み、面で強度を確保します。
建築用語ですと耐圧盤と言い、その厚みは150mm以上が標準となります。
施工手順としては、まず(遣り方)と言う建物の位置と高さ出しを行います。
その後、その基準高さから基礎高・耐圧盤厚・砕石厚・捨コン厚を差し引いて土を掘ります。
これを『根切り』と言います。
根切りの際に各社の差が出るポイントは外周部の根切り深さです。
根切り完了写真です。↑
外周部が深く掘られているのが分かると思います。この外周部が浅いと大地震時の揺れに対して地盤の揺れとズレが発生しやすくなります。
この建物は外周部だけでなく、内部にも地中梁を作り強度を増しています。
地中梁は3階建てでは構造設計上、ほとんど必要となります。2階建てでも荷重の掛かり方によって必要となります。
根切りが終わると砕石敷となります。↓
会社の施工基準によっては割栗石地業かある場合があります。
昔は割栗石地業が当たり前でしたが最近では砕石敷込みが一般的になっています。
この時点で防蟻対策として土壌処理工事を行う会社と行わず他の対策をする会社がありますので抑えておきましょう。
この後、配筋工事を行います。
配筋状況はコンクリートを打設してしまうと見ることが出来ませんので、この時期に役所からの委託業者や瑕疵保証会社の検査が行われます。
色々なルールがありますので、詳しくは次回発信させて頂きます。
私もしっかりお客様の視点で確認に行きます。
中々、言葉では上手く伝えてられず申し訳ありません。
不明点がありましたら御説明致しますのでお気軽にお問い合わせ下さいね。