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基礎工事『配筋』

基礎工事『配筋』

こんにちは植田です。

今日は、基礎工事に大切な鉄筋について発信します。

コンクリートは歳月か経つほど強度が増すと言われています。

100年経っても強度自体は落ちませんがアルカリ性から月日と共に酸化されて行きます。

酸化されて困るのはコンクリートの中の鉄筋が錆びてしまう事です。

永い年月、鉄筋を錆びさせない事は基礎コンクリートの強度を落とさないポイントとなります。

また、鉄筋がしっかり一体化されて組まれていることもポイントとなります。

ベタ基礎の配筋状況です。

この写真で注意する点をお話します。

まず1番大切な錆対策として、地面に接する下部の配筋と土との離れ(かぶり厚と言います)の確認です。土と接する部分は60mm以上のかぶり厚が必要です。一般的には10mmプラスしたかぶり厚を確保します。

次に、鉄筋の組み方のチェックです。

縦横に配筋されているのがスラブ筋と言い、この間隔をピッチと言います。

D13@200と設計図書いてあると異形鉄筋13mmを200mm間隔となります。

こう言った記号を基に図面と照合していきます。

特に注意して確認するポイントととして、コーナー部の補強筋の長さや繋ぎ部の定着長さなどがあります。

定着長さは40dで鉄筋の太さの40倍と言うことです。10mmの鉄筋なら40cm、13mmの鉄筋なら52cm以上となります。

その他、人通口回りの補強筋や配管スリーブの補強筋などなどチェックするところはいっぱいあります。

コーナー補強筋がしっかり確認出来ます。

また地面に接していない部分で外気に接してる立ち上がり部分のかぶり厚40mm以上も確認出来ます。

この様な配筋チェック後に第三者機関の配筋検査を受けるのが一般的ですので、配筋についてはお客様も安心出来ると思いますが……

第三者機関の検査には、アンカーボルトのチェックがありません。

上の写真のシルバーの棒の様なものがアンカーボルトです。

これもコンクリート打設後に位置ズレや本数不足等が発生しでもどうする事も出来ません!

配筋検査時にアンカーボルトの確認が工程的に出来なくてもコンクリート打設前に必ずチェックしたい重要事項と思います。

私はこのポイントを重要チェック項目と位置付け、お客様の立場になって必ず確認させて頂きます。

こんな写真は見たくない……

ある有名ビルダーの基礎写真です。

打設後で、監督?がチェックしたようですが、この手直し……建ってしまうと分から無い!!

怖い施工ですね。悲しくなります。

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